鉄面臂張遼について考える

　レンジャーズストライクのＤＡのカテゴリには、必要パワーが低めで高ＢＰだが、デメリットを併せ持つＳユニットが時折登場する。今回は、その中からレンストＸＧ２弾に収録されている１枚を紹介する。
　鉄面臂張遼は、ＭＡ／ＤＡのマルチカテゴリのカードで、必要パワーは３ながらＢＰ５０００と高性能だが、この種のユニットによくある「これは敵軍ターン中、ＳＰ１以上のユニットとバトルしたときバトルに勝っても撃破される。」というデメリットも備えている。
　デメリットがあるものの、必要パワー３でＢＰ５０００という高性能のスペックにより、鉄面臂張遼はそれだけでデッキに採用される価値はある。これに加えて鉄面臂張遼のＮＣ能力である【気力妖力合体】がまた強力だ。これはＮＣ３で発動する能力で、ＳＰ１が付くのに加え、「ＭＡとＤＡの両方を持つ自軍コマンドを1つ選ぶか、ＭＡのみを持つ自軍コマンドとＤＡのみを持つ自軍コマンド1つずつ選びホールドしてもよい。そうしたとき、敵軍Ｓユニットを1体選び撃破する。 」という効果が発動する物だ。
　敵軍Ｓユニットがどのエリアにいるかを問わずに撃破できる能力は非常に強力だ。ただしネックとなるのが、能力の発動には最大２枚のコマンドのホールドが必要になる事。ＭＡにはコマンドをリリースする能力を持つカードが複数枚存在するので、うまく組み合わせたデッキを作成したい所だ。
　低い必要パワーと高ＢＰを併せ持ち、ＭＡ／ＤＡのマルチカテゴリのカードでもある事が鉄面臂張遼の強みだ。ユニット破壊を主目的にするデッキでは採用される可能性が高いので、今後の動向に注目したい。

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