仮面ライダーＶ３について考える

　レンストＸＧには、以前のレンストのシリーズで同名のカードが登場しているが、効果が以前のものとは異なるカードが何種類か存在する。この中から、今回は仮面ライダーＶ３について紹介する。
　仮面ライダーＶ３はＥＴのＮＲのカードで、必要パワーは４。ＢＰ４０００で【レジスト】も付いているので、バトルではかなり頼りになる存在といえよう。
　仮面ライダーＶ３の能力は大きく分けて２つある。一つは、これ（仮面ライダーＶ３）がコマンドゾーンにある間、自軍捨て札に「仮面ライダー１号」のカードと「仮面ライダー２号」のカードがあれば、これ（仮面ライダーＶ３）を自軍ラッシュエリアに出してもよいというものだ。この効果を狙ってデッキを構築する程のものではないと思われるが、無いよりはあったほうがいいのは言うまでもない。コマンドゾーンに仮面ライダーＶ３のカードを置く時は、バイクル／ファイヤー／ウォルターといった、捨て札やコマンドゾーンのカードを操作する能力を持つカードが役に立つだろう。
　もうひとつの能力である、【Ｖ３反転キック】はかなり使いでのある能力だ。これはＲＣで発動する能力で、発動するとバトルエリアから敵軍Ｓユニットを１体選び、持ち主のコマンドゾーンに置いてもよいというもの。このとき選んだユニットがＳＰ１だったなら、これ（仮面ライダーＶ３）もＳＰ１になるというものだ。
　ユニットを除去した上にＳＰ１も付く可能性があるのであれば、【Ｖ３反転キック】が弱い理由が無い。ただし、「このとき選んだユニットがＳＰ１だったなら」の部分には注意が必要。敵軍Ｓユニットが自軍ターンになってもＳＰ１を持っている条件は、そのＳユニットが常にＳＰ１を持つユニットか、ＳＰに分数表記を持つユニットでその分母の数字と同じ順番に並んでいる場合だ。ＮＣでＳＰ１を持つユニットは、敵軍ターンが終わるとＳＰを持たないユニットとして扱われるので注意が必要になる。（この部分のルールに関しては、公式ホームページのゲーム全般のＱ＆Ａ及びライダー全般のＱ＆Ａに詳しいので参考にされたい。）
　仮面ライダーＶ３を紹介するにあたり、改めてＳユニットがＳＰ１を持つユニットである条件を確認した所、適用範囲が意外に広い事がわかった。ＳＰに分数表記を持つユニットも対象に取れる可能性があるのなら、ライダー系Ｓユニット／メタル系Ｓユニットのどちらにも効果が及ぶ可能性が高いといえよう。適用出来る機会があればぜひ【Ｖ３反転キック】でユニットを除去した後のストライクにも挑戦してほしい。

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