デカレンジャーロボＦＣについて考える

　レンスト９弾環境から登場している【ブラスト】を持つＬユニットは、自分が敗北する寸前でも一発逆転を狙える可能性がある事から、逆転勝利が好きな方にとっては興味深い存在となっている。今回は、レンストＸＧの２弾に収録されているカードの中から、【ブラスト】を持つ一枚を紹介する。
　デカレンジャーロボＦＣはＯＴのＲのカードで、必要パワーは７。ＢＰ２００００でＳＰ２と戦闘とストライク性能においては文句ない性能に仕上がっている。また、デカレンジャーロボＦＣの能力である【フルブラストランチャー】もまた強力な性能だ。これは自分がゲームに負けるまで残りダメージ１点の時に発動でき、自軍ターン中、これ（デカレンジャーロボＦＣ）がバトルエリアに出たとき、オモテ向きの自軍パワーを好きな枚数選び捨札にしてもよい。そうしたとき、捨札にしたカード１枚につき、敵軍ユニット１体か敵軍パワーゾーンのカードを１枚選び捨札にするというものだ。
　デカレンジャーロボＦＣをラッシュ出来るという事は、通常なら必要パワー７を満たしているはずなので、【フルブラストランチャー】の効果の対象にできるパワーゾーンのカードは少なくとも１枚はあるはずだ。通常の方法でデカレンジャーロボＦＣをラッシュしているならパワーゾーンのカードの枚数はさらに多くなっているはずだし、サイズを問わないユニット除去／パワーゾーンのカードの捨て札が出来るのなら悪くない能力といえるだろう。
　問題は、デカレンジャーロボＦＣのラッシュには多大な困難が伴う事だ。一方の素体であるブラストバギーはさほど苦労せずラッシュ出来るはずだが、問題は今一方の素体であるデカマシンをラッシュするのにはＳユニット５体の捨て札が必要になる事。ＳＣユニットであるデカマシンのラッシュにかかるコストを軽減できる方法は現在の環境には存在しないので、デカマシンに関してはＳユニット５体の捨て札以外のラッシュの方法は存在しない。すばやくＳユニットを用意できなければ、この条件は難しいものとなるだろう。
　もっとも、デカレンジャーロボＦＣの素体はデカレンジャーロボ(またはデカマシン)＋ブラストバギーとなっているので、デカレンジャーロボを（レンスト１弾のものでも）ラッシュ出来ていればデカレンジャーロボＦＣの素体として使う事は可能だ。デッキの構築に問題が無ければ、レンスト１弾のデカレンジャーロボの使用も考えていいかもしれない。
　デカレンジャーロボＦＣは、レンストＸＧ２弾のスターターにも収録されている。新たにデッキを作成する場合はスターターよりも早く合体できる仕組みをいかに作れるかがが、デッキ作成における目標となるだろう。

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